糸井 まどか(イトイ マドカ)
Corporate
人事グループ
糸井 まどか
Madoka Itoi

略歴

新卒でメガバンクに入社し、資産運用の相談窓口業務に従事。その後、保育園運営会社にてエリアマネージャー、人事労務を担当し、IPOを経験。さらにベンチャー企業にて人事労務担当として勤務後、2022年12月にLATRICOにジョイン。主に人事労務の担当として、会社の基盤整備を推進。

人事労務業務を一手に担う糸井まどかさんにインタビューしました。 同様に他の会社での人事労務担当としての経験も豊富な糸井さんですが、それまでの会社とLATRICOとの違いなど、幅広くお聞きしました!

もともと、人事労務は新卒のころから携わっていたのですか?

 

いえ、新卒で一番最初に入った会社はメガバンクで、銀行窓口業務でお客様と直接接する仕事をしていました。元々、銀行に入ったのは「安定志向」で、お金の知識もほしかったという安易な理由でした(笑)

 

ところが、実際にやっていたのは「営業」色が強い業務で、本当は事務的な業務をしたかったんですが、なかなか異動できる環境ではありませんでした。6年くらいやりましたが、やっぱりちょっと向いてないかなと思って転職を決意しました。

 

銀行の窓口からのスタートだったんですね!そこから人事労務という職種軸での転職に変化していったのはなぜでしょうか?

 

二社目は保育園を運営している会社で、エリアマネージャーとして担当園を回っていましたが、会社が上場することになり、そのタイミングで人事労務に異動になりました。労務としてのキャリアはそこがスタート地点ですね。人がどんどん増えている時期で、大変でしたが上場も経験できたし、とっても意義のある時間でした。

 

その後、三社目の素材系ベンチャー企業でも人事労務として勤務しました。

 

人事労務って、どこの会社でも必ず必要なポジションですから、業種に関係なく転職できる仕事だと思っています。それを生かして、どうせだったら自分が興味を持てる業界で働いてみたいなと思い、業種を固定せず「職種軸」で転職するようになりました。

 

 

なるほど、面白い考え方ですね!しかし、銀行からベンチャーに向かっていく落差がすごいですが、戸惑いなどはなかったですか?

 

まず二社目は行動指針やマニュアルみたいなものがなく、あらゆる局面で手作り感・手探り感がすごくて、本当に大変でした。銀行ってマニュアルがしっかりできていて、それを見れば一人でできるでしょ、という空気がありましたが、ベンチャーには何もなくて、右も左も分からず最初はギャップがつらかったです。

 

ただ慣れてくると、きっとこうなるからこう工夫しようとか、想像力で仕事ができるようになり、自分なりのチャレンジもできるようになってきました。そういう経験を積み重ねて認められてくると、やりがいも感じられるようになりました。

 

すごく面白くなってきたわけですが、さらに進むと、「この評価って他の会社でも通用するのかな?」と疑問に思うようになり、「ぬるま湯」にいるのってどうなのかな?と思い始めました。

 

だから、力試しのできる環境ということで、次の転職ではあえてベンチャーを狙いました

 

ベンチャーで勤務することの楽しさって何ですか?

 

自分の仕事が会社に与える影響の大きさ、ではないかと思います。

 

例えば、私がやるべきと思ったことを資料にまとめて経営会議で議論してもらったら、実行されたりしました。自分でも会社に変化を起こせるんだなって思えたのがとても面白かったです。

 

最初は苦手な業務もいろいろありましたが、辛いことを乗り越えたら楽しさに変わりました


LATRICOとはどのように出会ったのでしょうか?

 

職種軸で転職活動をしていた時に、LATRICOのことを知り、事業が面白そうだと思いました。SNSを使って集客するなどして、コロナ禍でもビジネスを成長させていました。会社のビジネスや働き方って、時代に合わせて変えていかなければいけないなと思っていたので、まさに時代に合わせた事業展開をしていたLATRICOのビジネスに将来性を強く感じました。特に、美容ってずっと廃れることがないと思ったのも、関心を持った理由の一つです。

 

あとは、ホームページを見てLATRICOの「バリュー」にハマりました。全て自分にしっくり来たんです。まさしく、私自身がこういう意識で仕事をしてきてるなという言葉が網羅されていました

 

上場を目指しているところも、自分の力を試せそうだなと思いました。まだまだ会社規模は小さいですがその分、意思決定できる幹部メンバーの人たちと近いところで仕事できるのは、なかなかない貴重な経験になると感じたんです。

 

ベンチャー企業の初期メンバーが、会社が大きくなってから「昔の苦労話」をしてくれることがありますよね。そういう話を聞いて、うらやましいとよく思っていました。自分もそちら側に行きたい、「昔はこういうことがあったけど、今はこんなにまともになっているんだよ」みたいな話をする当事者になりたいと思います。

 

入社に際して不安などはありませんでしたか?

 

今までに受けた他の会社の面接は、結構一方通行な感じが多かったんですが、LATRICOの面接は他とは全然違いました。ベンチャーへの転職って、やっぱりどこかで不安が伴いますよね。でも、面接が会社のことを知るための時間となっていて、「この人たちが上にいるんだったら」と思って不安がどんどん消えていったのをよく覚えています。

 

転職活動の際は、他にも、自分の趣味に近い領域の会社などを受けていました。

それでもLATRICOに入社しようと思ったのは、「人」がとにかくいいなと思ったからです。前職では、コミュニケーションが希薄で、「この仕事、自分じゃなくてもよくない?」と思い、寂しく思うこともあり、自信を喪失したりもしました。そんなとき、やっぱり「人」を大事にして職場を選びたいと思いました。

 

先ほど言った「昔話」をするときには、楽しいメンバー・良いメンバーと話をしたいと思いますし、そんなメンバーと働かないと、その未来は訪れない感じがしています。

 

LATRICOは、面接の過程で、丁寧すぎるくらい会社のこと・人のこと・バリューのことについて説明してくれて、こんな経験初めてだと思って感動しました。普通、面接でこんなことまで話してくれる?と(笑)


LATRICOのバリューの中で、どの辺りがフィットを感じましたか?

 

LATRICOのバリューって、「Go Beyond」など、結構基本的なことが言語化されているんです。面接で話した人がみんな口々にバリューの話をしていたので、ちゃんとそれができる風土があるんだな、風通しの良い会社なんだなと思いました。

 

バリューに書かれたことについては、大変そうと思うより、楽しそうと思えました。自分の業務だけに縛られなくていいんだ、とか、みんなで協力し合うからこそ大変なことを乗り越えた時にお祭りみたいに楽しいんだろうなと、そういう風に感じました。


今の業務に対する思いを聞かせてください。

 

まずは自分が守るべきポジションをきちんと守っていく体制を整えないといけない、これが第一です。

管理部門は、外部機関からの指摘などを受けやすい部署でもあるので、指摘に耐えられるレベルの管理はしておきたい。それが上場に向けた大きなキーポイントだと思っています。

 

労務は法令の規定に準じるのが大原則ではありますが、とにかく頭でっかちでガチガチに厳しくすればいいかというとそうではないと考えています。ルールに縛られすぎると、それが会社の成長の足を引っ張ることにもつながりかねません。

 

守るところは守るけれども、当社の業務の特色や勤務実態をよく理解した上で、LATRICOらしい労務管理を確立していきたいです。

 

今後新たにチャレンジしたいことはありますか?

 

永久に人事労務のポジションにこだわり続けているというわけではないので、必要となればどんなポジションでもやってみたいです。

 

労務は財務や経理などとの連携が強いので、そちらの業務にも関心がありますし、コーポレートの垣根を超えて、マーケティングにも関心があります。専門性があるので、いきなり飛び込むのは難しいかもしれませんが、仕事を通じてもう少し関わりを深くできるといいですね。

 

マーケティングやオペレーションなど、様々な機能がかみ合って初めて会社の成長が実現されるものだと思います。ですので、今の業務から他の業務に一歩も二歩も踏み込んだ位置に行ければ、もっと会社にも貢献できるのかなと思います。

 

今まで経験した他の会社と比べて、LATRICOの「空気」はどのように表現できますか?

 

一言で言うと、アットホームだなと感じます(笑)

年齢も性別も全く気にしなくていいです。誰とでも話しやすくて、年の差を感じにくいです。その気楽さをすごく心地よく感じています

 

バリューを大事にする仲間が集っているがゆえに、集団全体がもうその空気を作っているんだと思います。過去に在籍した会社で、本当にコミュニケーションがとりにくいところもありましたが、LATRICOは人間関係的なストレスが本当にないですね。

 

幹部陣が、いい意味で全然偉そうじゃないですし(笑)

 

上場に向けて、もっともっと仲間が必要だと思いますが、私と同じように、LATRICOのような環境で働きたいなと思う人は、たくさんいると思います。ぜひ、一人でも多くそういう方に出会えると、私もうれしいです。


糸井 まどか-Madoka Itoi