松本 颯太(マツモト  ソウタ)
Marketing
カスタマーアクイジショングループ
松本 颯太
Sota Matsumoto

略歴

2019年4月に新卒でマーケティングリサーチ支援会社に入社。その後、Webメディア会社に転職し、編集&ライターの業務を経験。前職のWebマーケティング支援会社を経て、2022年9月にLATRICOにジョイン。マーケティング部にて、集客施策の立案・推進、広告運用を担当。

マーケティング部最年少の松本颯太さんにインタビューしました。 いったい、松本さんはどんな経緯で今の業務に携わり、どんな風に感じながら働いているのでしょうか?

早速ですが、マーケティングの道を歩み始めたきっかけについて聞かせてください。

 

新卒での就職活動の際に、人々の生活に密着した日用消費財のメーカーで、商品企画の仕事をしたいと思ったのが最初です。

自分のアイデアを形にして、誰かの生活を変えられたり、多くの人が使うものを作れたりしたら、楽しいんじゃないんかと思ったんですよね。その意味では、もともと、人の役に立つもの・人の心を動かすものを届けたいという思いは強かったんだと思います。

 

いろんな経緯があって、一番最初に入った会社は広告代理店でした。ところが、ここでの業務は「提案型」ではなく結局、「テンプレート」のような感じで、決められたことを指示されたとおりに行う、なんだか作業だけを求められているように感じていました。

まだ経験が浅かったので感覚論なのですが、このままでは作業の請負人になってしまい、自分のアイデアを形にして人々の生活を変えたいという当初の思いから離れていってしまうと思い、転職を決意しました。

 

二社目はメディアの記事作成がメインの業務でした。

記事の企画をして、情報をまとめ、制作を進めるなど、一通りのフローを全部やらせてくれる会社でした。

 

一社目とはだいぶ違いますね。

 

全然違います。率直に楽しかったです。

 

記事を見に来てくれる人が、今どんな状態でどんな問題を抱えているのか・・・など仮説を組み立てて制作を進めていくのが、商品を作っている感覚に近い気がして楽しかったですね。

ここの会社ではかなり幅広いスキルが身につきました。

でも、二年半経って転職することにしたんです。

 

それはどうしてでしょうか?

 

二社目では、記事が作れるようになったけど、これはマーケティングの仕事というよりは編集、ライターのイメージが強くて

在職中に一年くらい悩んだ末、やっぱり、本来やりたかったマーケティングの仕事がしたいと思い、転職へ踏み切りました。

 

三社目の会社は非常にユニークな会社でした。一言で「マーケティング」といっても、ターゲット顧客の明確化・理解、顧客への訴求軸の見定め、広告クリエイティブの企画、制作ディレクション、広告運用、結果検証・改善案の抽出など、業務が広範囲にわたっていて、一気通貫型のマーケティングに触れることができました。

そのとき、LATRICOがクライアントだったんですが、いろいろな経緯があってLATRICOに入社することになりました。


一気通貫型のマーケティングに触れて成長した点は何だと思いますか?

 

三社目の会社で初めて一気通貫型のマーケティングに触れたんですが、やってみたらとても大変でした。壁は高かったです。

過去の経験から、何となく「やれるだろう」と思ってやってみたんですが、残念ながら初めは全く出来なかったですね。

 

記事を作るのとは全然違って、顧客の潜在ニーズを掘り起こさなくてはならず、言葉にならないものを形にしないといけないのがマーケティングだと気づいたんです。そうなると、考えなければいけない情報が多すぎて、なかなか上手くアウトプットできませんでした。

 

そんな中で、入社後一ヶ月間の研修を終えた頃、先輩が急に辞めることになりました。

そしていきなりFacebook/Instagram広告の運用を任され、何にも分からず、崖から突き落とされたような気分になりました・・・。ただ、思い返してみると、追い込まれたけどこの時に大きく成長したなとハッキリ感じています

 

「人間が成長する過程はインプットとアウトプットの繰り返し」だと思っています。

先輩たちがうまく加工したインプットをたくさんくれたし、アウトプットに対してのフィードバックもたっぷりもらえました。とにかくアウトプットは量を試すことに注力して、とにかく成果が出るまで「作りまくる」努力をしました。

 

そして、自分が担当した媒体で獲得最高値を出せたときは、本当に嬉しかったですね。

 

LATRICOでの仕事について教えてください。やりがいと、反対に大変なことは何でしょうか?

 

多くの事業会社において、マーケティングの仕事は分業制ですが、LATRICOでは制作以外の工程はすべて一人で担当します。例えば広告運用と一言でいっても、消費者に訴求する軸を考える、クリエイティブを考える、制作する、入稿する、運用する、結果を見てまた別のやり方を試す、など様々な工程がありますが、担当する媒体についてほとんど自分でやるんです。

 

「こういう広告が絶対当たる!」みたいな仮説を立て、自分で広告を企画してデザイナーに制作依頼をする。

自分が描いた理想通りの作品ができて、それが実際に当たって数字に出てくると本当に興奮しますね

 

当社のマーケティング担当者ならではの体験で、これがあるからやめられないんですよ。

 

あとは、管掌範囲が大きくて、私のような若手社員でも、月間数千万を予算として持っていて、もうやりがいしか感じないですね。

 

でも、逆に言うと、やれることの範囲が広いので、自分の時間が有限な中、全部を試してみて、やり込んでみたり・・・というわけにはいきません。規模が拡大するにつれて選択肢が増えるからこそ、最適なものを選んでかしこくやっていかないといけないという難しさは感じますね。

そのように、難しいところや健全なプレッシャーは常にあるんですが、何を優先したらいいか迷ったときでも、上司や同じチームの先輩メンバーが適切なアドバイスをくれるなどのフォロー体制があるので、思い切っていろんなチャレンジができています


どんどんチャレンジを繰り返して成長し続けているのがよくわかりました! 今度は、東京美肌堂というプロダクトの魅力についても教えてください。

 

マーケターの立場から言うと、「胸を張って売れる」非常に貴重なサービスですね。

「広告で騙してる」・・・みたいな感覚が一切ないです。

自分が良いと思えない商品を広告で釣るのって、マーケターとしては一番辛いですからね。

 

美肌堂によって恩恵を受けられる人の範囲がとても広いのも、プロダクトとして素晴らしいところだと思います。

お肌に悩んでる人みんなが対象なので、こういう悩みの人に対してこういう訴求がいいんじゃないか、というアイデアがたくさん試せるというマーケターにとっての魅力にもなっています。悩みが多種多様、攻め方もいろいろ。

 

大きな会社だと予算も大きいですよね。大きな会社のチームの一員として勤務することと、LATRICOみたいなベンチャーで勤務することの違いは何だと思いますか?

 

あくまで私見ですけど、大企業だと分業制が基本です。「この広告媒体の管理画面は上手に触れます!」みたいなエキスパートにはなれるかもしれません。ただ自分はそうじゃなくて、もっといろんなことができるようになりたいと思っています。

自分は飽き性なところがあるし、マーケティングについて一通りのことができるようになったほうが、自由に仕事ができるかなと考えています。

 

LATRICOだと、プロダクトの良さを消費者に伝えて、来ていただくまでの過程を全部任せてもらえます。また、お客様に来ていただいた後の機能を担っている他部署の方とのやりとりも多いので、刺激が得られてすごくいいんですよね。飽きることが永久にないです(笑)

 

大企業で働く魅力でいえば、誰もが知ってるような商品・サービスを届ける工程に携われることは嬉しいし、やりがいがあるんだろうと思います。あとは、最先端の情報も入って来やすいでしょうし、社会の大きな動きに「関われる」という楽しみはありますよね。

 

また、大企業だと、いろんなワークスタイルのモデルケースがたくさんあるので、誰かを参考にして働くことがしやすい、とかはあるかもしれないですね。

 

僕は「人生の主導権をなるべく自分で握る」をテーマにしていて、なるべく幅広くできることを増やして、将来を自分でコントロールしていきたいと思っています。その意味では、「何でもまずやってみる」ができるベンチャーの方がより合っているんだと思います。

 

なるほど、今の仕事はキャリアプランにとてもマッチしているんですね! 今後さらにこういうことやっていきたい!みたいな野望ってありますか?

 

そうですね、フロント(集客部分)を担当してきたので、今度はお客様が実際どのくらい満足してるのか、より満足してもらうためにはどうすればよいのかといった、集客後の部分を進化させる仕事もやってみたいですね。

 

さらには、自分で新しいサービスを立ち上げたりとか、そういうところまでやりたいと思っています。そのような新しいチャレンジが叶う環境がLATRICOにはあると思います。

 

そういう大きなチャレンジをする上で、一人だけでやれることには限りがあるので、もっと周りを巻き込んでよりいっそうスケールの大きな成果を出したいと考えています。



ところで、LATRICOの働く環境や福利厚生ってどうですか?

 

働き方で言うと、一般的にベンチャーは激務のイメージがありますが、LATRICOはかなり働きやすい環境だと思ってます。

個々のメンバーの働く時間とか、リソース配分について上司が常に気にしてくれているし、マーケティングチームに関しては働く場所も融通を利かせてもらってるのが本当にありがたいです。

 

前の職場では、大きな会社の関連会社だったこともあり、保養所の利用料金が安くなったりとか、家賃補助があったりとかしましたけど、どれもほとんど利用しませんでした(笑) なので、福利厚生に魅かれて入社する会社を選ぶことはないですね。

 

社内の人間関係はどうでしょうか?

 

まだまだ従業員数は少ないけど、とにかくいい人しかいないです(笑)

今の環境がとても気に入っています。

今一緒のチームのメンバーも、それぞれのフィールドで成果を出してきた人たちなので、それぞれの人から、いろんな考え方や仕事の仕方を学ばせてもらっているんです。

 

社会人って、どんな上司に付くかで決まるってよく言われますけど、本当にその通りだと思っています。その意味で、私の場合は、すごく成長しやすい環境に囲まれているなとよく思います。人数もまだ少ないから、みんなで結構意見交換しながら仕事をしていて、人と人とのコミュニケーションの密度が濃いです。これぞベンチャーの醍醐味ですね。まさに、良質なインプットをたくさん浴びて、アウトプットにチャレンジしまくれる環境だと思います。

 

マーケティングチームの課題はありますか?

 

チームに女性がいないことです(笑)

東京美肌堂のお客様は女性が多いので、ユーザー目線をより強く持っている方がジョインしてくれたら、もっともっとチームが強くなって嬉しいです!

 

最後に、どういう人と一緒に働きたいですか?

 

うまく表現できないのですが、広告を「当てる」感覚というか、自分の考えたことが実際に消費者に刺さる、この体験がマーケターの原動力だと思っています。

こういう「ゲーム」に楽しんで取り組める人が合ってるんじゃないかなと思います。

 

多少経験が浅くても、楽しみながら、自分のやりたいことに貪欲に、情熱をもってチャレンジできる人、そういう人と一緒に働きたいです。チャレンジしがいのあるテーマは無限にあります。

 

ぜひ、LATRICOでお待ちしています!


松本 颯太-Sota Matsumoto